9月末にイスラエル兵2人が、パレスチナ人によって殺害されたが、先週には、西岸地区の入植地で、庭で遊んでいた9才の女の子が射撃された。女の子は負傷したが、命に別状はない。犯人のパレスチナ人2人が逮捕されている。
さらに昨夜夜中、ヨルダン渓谷の入植地の自宅にいたサリーヤ夫妻の敷地内にパレスチナ人テロリストが侵入。物音で、夫のオフィルさん(61)が様子を見に外へ出たところ、鉄の棒や斧で殴り殺された。
様子を察した妻のモニークさんは、ひそかにはってその場を脱出、約2時間後、通りかかった車に助けを求めた。イスラエル治安部隊が直ちに出動し、翌日の今日、パレスチナ人の容疑者5人を逮捕している。
オフィルさんの兄はちょうと40年前のこの日、ヨム・キプール戦争で戦死していた。兄の影響で、オフィルさんはイスラエル軍でもかなり貢献したベテラン司令官だったという。
モニークさんは、収容された病院で、「夫は皆に愛された人だった。なぜその彼にこんなことがおこったのかわからない。」と泣き叫んでいた。