イランの大統領選挙が昨日行われ、開票がすすめられている。これまでの開票では、有力と見られていた強行保守派を追い抜き、穏健保守派のロウハニ師が過半数を超える勢いとなっている。
ロウハニ師は、候補者6人の中で唯一のイスラム教司祭で穏健保守派と目されている。公約として、西側との関係改善、政治犯の釈放などをあげている。
候補者は6人ともイスラム最高指導者のハメネイ師に忠実で、大きな変化は期待できないとされていたが、「少しでも何らかの変化を」と期待するイラン庶民の気持ちを反映して、投票率は80%にのぼった。
今回の選挙では、外国メディアは立ち会えず、内務相に伝えられた内容が報じられている。