北朝鮮情勢に警告するイスラエル 2013.4.5

北朝鮮がアメリカに対して宣戦布告とも言える挑発を行っていることは日本でも報じられていることと思う。  

北朝鮮は、核兵器を搭載した弾道ミサイル(射程3000キロ以上)の用意があると豪語した。すでに日本海側にミサイルを移動中だという。近日中に、ミサイルを放つ可能性がある。

もし本当にミサイルを発射するとしたら、実際に標的になるのは、韓国、日本、または日本の上空を越えてグァムのアメリカ軍基地とみられる。

これについて、ネタニヤフ首相は、「韓国と日本、アメリカ西部が脅威にさらされている。これはまさにイスラエルがイランから受けている脅威と同じだ。他国を絶滅すると宣言する国に、絶滅兵器を持たせてはならない。」と語った。

<イランより北朝鮮が先?>

イランの核問題については、本日よりカザフスタンで、P5+1(アメリカ、イギリス、中国、ロシア、フランスとドイツ)とイランとの直接協議が行われる。

この会議はすでに何度も行われているが、これまでのところ、成果はひとつも残出せていない。逆にP5+1の方がイランに妥協しはじめている。

ネタニヤフ首相は「会議の前に北朝鮮に対処したほうがいい。」と警告した。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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