ベネズエラのカリスマ指導者だったチャベズ大統領が癌のため死去した。チャベズ大統領は、イスラエルに敵対し、イランやリビアなどのアラブ諸国、ロシアと関係の深かった大統領。彼の存命中、ベネズエラ国内のユダヤ人たちは常に迫害の対象になっていた。
チャベズ大統領は2008年、イスラエルのガザ侵攻の時にベネズエラにあったイスラエル大使館を閉鎖。以後迫害がさらに激しくなったため、1998年の時点で25000人いたユダヤ人は海外へ脱出(イスラエルへは1500人)。現在8000人が残るのみとなっている。
チャベズ大統領の死去により、今後過激な分子が台頭してくる可能性が高く、反ユダヤ主義の暴力が拡大するのではないかと懸念されている。