西岸地区での衝突がインティファーダになる!? 2013.2.22

西岸地区ラマラ近郊のオフィルの刑務所周辺で、刑務所内でハンガーストをしているパレスチナ人を釈放するよう求めるデモが、まだ続いている。

先週に続き昨日も、数百人がファタハ(アッバス議長の党)の旗をふりながらデモに参加。10代の若者たちが、石投げ等を使うなどしてイスラエル軍兵士に石を投げつけた。

イスラエル軍もこれに催涙弾で応酬。イスラエル人ジャーナリストを含む数人の負傷者が出ている。その様子は第一インティファーダ(1980年代のパレスチナ人の民衆蜂起)を思い起こさせるものである。

現在ハンガーストを行っている4人のうち、断食日数最長はイサウィだが、もし彼が死亡するなどすれば、暴動は西岸地区一帯にひろがると、パレスチナ政府関係者は警告する。

イサウィの健康状態については、断食200日に入り死にそうだとの報告があるが、イスラエル側の発表によると、イサウィは、断食の合間に時々食べており、命に別状はないとのこと。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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