<フランス首相、マリ入り>
マリ北部でイスラム部造成力と戦っていたフランス軍が最後の武装勢力拠点を攻略したのをうけて2日、フランスのホーランデ首相がマリを訪問した。マリ市民はイスラム勢力から解放してくれたフランス首相を感謝で迎えた。
しかし、マリ北部では、フランス軍介入で勝利した勢いにのりすぎて、マリ軍兵士が北部に住んでいた一般のアラブ人やトゥアレグ人をリンチするなどの人権侵害が行われている。これを受けて、イスラム武装勢力が報復に戻ってくる可能性が懸念されている。
フランス軍はできるだけ早く撤退する方向でアフリカ連合軍に引き継ぎを急いでいるが、問題は始まったばかりだとホーランデ首相も語った。
<イギリス首相、パキスタン首相とアフガニスタン大統領を招待>
先にアルジェリアを訪れていたイギリスのキャメロン首相は、リビアもサプライズ訪問した。
また、キャメロン首相は今週末、アフガニスタンとパキスタンの大統領をイギリスへ招いて、来年NATO軍が撤退した後の治安について話し合う。3者会談はこれで3回目となる。
これらの地域ではイスラム原理主義武装組織タリバンが、勢力をいまだに維持しており、2日にもタリバンの自爆攻撃で23人が死亡したばかり。
キャメロン首相が、こうしたイスラム武装勢力への対策を積極的に行っているのは、それがイギリス本土を守ることになるからだと説明している。