ヨルダンでも総選挙 2013.1.26

25日、ヨルダンでも初めての国会の総選挙が行われた。これは、ヨルダンで発生したアラブの春の結果、実現したことである。この選挙では最も組織力のあるムスリム同胞団はボイコットした。

そのため、選挙結果では別のイスラム主義勢力が、議席数を伸ばしたが、結果的に、親王室派が過半数を維持し、王室の主導が維持されることとなった。しかし、今回の選挙で、これまで国王にあった権威の一部は、議会に委譲されることになる。

まだまだ可能性は低いが、イスラエルの懸念は、アラブの春の延長でヨルダン王室が転覆させられること。その場合は、ヨルダン人口の70%を占めるパレスチナ人が台頭し、西岸地区のパレスチナ人と協力する可能性がある。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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