ダルフール紛争など激しい内戦を通って、南スーダンが独立を果たしてから、今日でちょうど1年になる。これをうけて、イスラエルは先月から、南スーダンからの難民を送還する措置を始めている。すでに数百人が送還、または自主帰国した。
エルサレムアッセンブリー(キリストを信じるユダヤ人教会)でもスーダン人兄弟姉妹たちを送り出さなければならなくなり、なごりおしい別れが始まっている。今まだエルサレム・アッセンブリーに残っているスーダン人にもここ1-2週間の間に、帰国命令が内務省から届く予定だという。
一般のメディアで報じられるのは、帰国を拒否するスーダン人のイメージだが、これらのビリーバーたちは、イスラエルで過ごした5年間に感謝するとともに、笑顔で祖国への帰国に喜びと希望を語る。
ある若い家族(夫婦と小さな子ども二人)は流ちょうなヘブライ後で、「帰国後はレストランをはじめて、新しい生活をスタートしたい」と語る。南スーダンの現実はまだまだ厳しい。そんな中でも希望を語る彼らは、主を力強く証している。
<エルサレム・ユダヤ人教会から南スーダンへ宣教師派遣>
イスラエルにいる間に、エルサレムアッセンブリーのサポートで献身者として育てられたスーダン人の兄弟がいる。彼は、数ヶ月前に帰国、祖国で宣教活動をはじめ、すでに会堂建築の基礎工事がはじまったと連絡があった。
エルサレムアッセンブリーでは、この働きを経済的にもバックアップする。送金に関する政府の許可もとれたとのこと。エルサレムのユダヤ人教会が、海外に宣教師を送り出すという、初代教会の形が実現している。