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緊張高まる世界の石油危機
イランはこれまでにも、サウジアラビアの重要な石油施設アラムコを攻撃していた。アメリカが、イランの致命的原油関係施設カーグ島を攻撃すると、イランは、報復として、UAEのフジャイラ原油拠点を攻撃。原油輸出を阻害することとなった。
その後もその他の湾岸諸国の原油施設を含むインフラへの攻撃を続けている。最新ニュースでは、3月16日(月)朝、ドバイ空港の燃料タンクがイランのドローンによる攻撃を受け、空港は一時閉鎖となった。
⚡️#BREAKING Fires erupt in Dubai following Iranian drone strikes pic.twitter.com/sBDs9JX809
— War Monitor (@WarMonitors) March 16, 2026
UAEなどが、イランへの反撃をするのではとも見られていたが、さらなるイラン攻撃を懸念してか、その動きはみられていない。しかし、サウジアラビアは、アメリカにイランへの攻撃を強化するよう、要請しているとのことである。
世界で取引される原油の20%が通過するホルムズ海峡は、イランが機雷を敷設したと宣言していることから、今もイランが事実上の封鎖を続けている。
またこれまでに攻撃されたタンカーや船は9隻となり、イランに通過を許可されている中国とインド以外の国のタンカーは、今も通れないままである。
IEA(国際エネルギー機関)は、4億1200万バレルの備蓄石油を緊急に放出することを決めており、3月末ごろから放出が始まる予定である。
こうした中、原油の価格は、16日(月)時点で、1バレル101ドルとなり、2月28日に戦争が始まる前から45%の上昇し、世界に混乱が広がっている。
ホルムズ海峡のタンカー護衛にイスラエルも強力とトランプ大統領
これに対処するべく、トランプ大統領は、アメリカ軍がホルムズ海峡を通過するタンカーの護衛を検討しており、この海峡を使って石油を輸入している日本、中国、イギリス、フランス、韓国など、7か国に、戦艦を送って、協力するよう、要請を出した。しかし、今のところ、各国とも慎重な姿勢を示している。
Times of Israelは、日本の高市首相と、小泉防衛大臣が、国会で、「現在のイラン情勢において、現時点では海上警備作戦の発動は検討していない」と述べたと伝えている。
トランプ大統領は16日(月)、ホルムズ海峡の安全保障には、イスラエルも協力していると強調し、協力を呼びかけている。
一方、中国は、ホルムズ海峡情勢のエスカレートを沈静化させるため、すべての関係諸国と連絡をとっているとのニュースが出ている。
