イスラエルの敵はイランだけではない。ヒズボラがイランの指揮下で、イスラエルへの攻撃を開始。イスラエルはこちらも全力で、ヒズボラへの攻撃を行なっている。いわば、ヒズボラを完全に崩壊させるチャンスが来たとも言えるわけである。
こうした中、3月4日朝、イランからミサイル1発と、レバノンのヒズボラからのロケット弾5発が、同時にイスラエルに向けて発射された。イランとヒズボラが共同で攻撃してくるのは、これが初めてだった。
サイレンは、テルアビブ、エルサレム、ガリラヤ地方でもしばらく続いたが。幸い、すべて迎撃され、破片の落下がエルサレム含め各地で報告されたが、負傷者は出ていない。
イスラエルの激しい攻撃から、レバノンでは、南レバノンの住民たちが避難していく様子が伝えられていた。その数は、30万人に上っているとのこと。レバノン軍は、まだ残っている住民に、リタニ川より北へ避難するよう、指示している。
イスラエルの本気を見てか、ヒズボラのナイム・カッセム党首は、「攻撃したのは、イスラエルが停戦条約を破ったからだ」とし、イランの戦争に参戦したわけではないと示唆した。
しかし時遅しである。イスラエルは、空爆に加え、南レバノンに駐留するイスラエル軍を増軍して、地上からも攻撃を行なっている。このせいか、ヒズボラからのミサイルはかなり減っているようである。
