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アメリカとイラン間接交渉3回目は26日(木)とオマーン発表
衝突の気配が高まっているアメリカとイラン。次回3回目の間接交渉は、2月26日(木)、ジュネーブで行われると、オマーンのアル・ブサイディ外相が22日(日)に発表した。交渉にあたるのは、イランのアラグチ外相と、アメリカのウィトコフ特使である。
今回は、イランが、核問題に関する提案をアメリカに出すことになっている。仲介するオマーンのアル・ブサイディ外相は、アメリカの攻撃を阻止する可能性に期待を表明している。
しかし、アメリカは基本的に、イランが核兵器を保有する事は受け入れられないとしており、そこに向かっていくウラン濃縮を停止することを求めている。一方イランは、ウランの濃縮は平和利用だとして、国として、濃縮を続ける権利はあると主張している。
今回、イランがどんなトリッキーな“譲歩案”を出してくるのか、注目されるが、果たして、これだけの軍事力を提示しているアメリカが、譲歩に応じることなどありうるのかというのが、現状である。
今回の交渉が最後の機会になるとの見方が広がっている。
イラン政権が譲歩しないことに疑問視するトランプ大統領
アメリカとイランの3回目交渉に先立つ2月22日(日)、アメリカのウィトコフ特使が、インタビューの中で、トランプ大統領が、イラン政権がなぜ、これほどの圧力にも「降伏」しないのかと疑問視していると語った。
イランの現政権は、国内から暴動になるほどの反発を受けている。そうした中、アメリカは交代になりうるパーレビ元皇太子とも連絡を取りながら、膨大な武力で取り囲んで現政権に白旗を上げるよう圧力をかけている。
つまり、現政権が、政権から降りさえすれば、大きな戦争になることもない。どうみてもこちらの方が得策ではないのか、なぜそうしないのかというのが、アメリカの考えなのである。
www.timesofisrael.com/witkoff-says-trump-curious-why-iran-hasnt-capitulated-under-us-pressure/
しかし、これは、国民の命を最優先する聖書的欧米的概念であって、強硬イスラムの現イラン政権には通用しない。これは、ウクライナへの侵攻を4年も続けているロシアのプーチン大統領にも言えることかもしれない。
サウジアラビア:解決は打倒ハメネイ政権しかない
そうした中東の原理をわかっているのか、サウジアラビア王朝を情報源としてエルサレムポストが伝えたところによると、結局のところ、ハメネイ師を排斥することから始めて、今のイラン政権を打倒するしかないとサウジアラビアが表明した。
それをせずに、現政権にデモ隊を鎮圧させたことは、アメリカとイスラエルの失敗だったと表明している。現政権を打倒し、その後には、イラクのように、か弱い文民による政府ではなく、強力に国を支配する新政権を経ち上げるべきだったとも表明していたとのこと。
これは、これまでこの問題に沈黙だったサウジアラビアが、アメリカのイラン攻撃に加わらないまでも、反対はしないという姿勢を表明したことになる。今後のアメリカのイラン攻撃の後押しになりうるとの分析も出ている。
www.israelhayom.com/2026/02/22/saudi-message-may-pave-way-for-us-strike-on-iran/
トランプ大統領のイラン攻撃の不確実性:影響はヨーロッパにも拡大する可能性
トランプ大統領は、限定的な攻撃を行って、圧力をかける計画との情報が出回っている。しかし、それで終わらず、大規模な攻撃が続くとの情報も出回っており、いまだに先行きはまだまだ不透明である。
NYTによると、イラン攻撃が可能な地域に派遣されている米軍は、すでに3-4万規模になっている。トランプ大統領は、本当にこの軍事力を使うのか。使うとしたらどの程度の攻撃なのか。いつなのか。すべてにおいて不確実である。
不確実なだけに、突発的な衝突から、中東のみならず世界中に甚大な問題になる可能性も否定できない。
また、イランの反撃は、イスラエルと米軍基地のみならず、ヒズボラなどの傀儡組織を使って、中東全域のみならず、ヨーロッパ各地の米軍拠点への攻撃や報復テロになるとの懸念が出ている。サイバー通信などで、その動きが察知されているとのこと。
アメリカ国内からは、イランへの攻撃を早くするべきだという意見もあるが、上院軍事委員会の民主党員ジャック・リード氏は、アメリカ国民に、明確な戦略を提示し、それの伴うリスクとコストも明らかにすべきだと言っている。
石のひとりごと
トランプ大統領は、いったい何者なのだろう。トランプ大統領が、新しい関税を10%と言い、すぐに15%にしたなどと、不安定な政策が報じられている。世界中を振り回している。
しかし、本人もよくわかっていない中で、トランプ大統領を、主が用いられた経過(エルサレム主と宣言など)もあり、このわかりにくさの中に、主が働かれるかもしれない。次のようなみことばが目についた。何はともあれ、人類はすべての支配者であり管理者である主の手の中にある。へりくだりを思わされる。
すべての営みには時とさばきがある。人に降りかかるわざわいが多いからだ。何が起こるかを知っている者はいない。いつ起こるかをだれも告げることはできない。(伝道者の書8:6-8)
