イラン最高指導者のハメネイ師は、86歳と高齢である。先月、イラン国内で激しい反政府デモ暴動が発生し、暗殺の危機が高まったことから、地下シェルターに入り、後継者3人を選んだと報じられていた。
同時に、元IRGC(イラン革命防衛隊)司令官で、ベテランの政治家でもあるアリ・ラリジャニ氏を国家問題の指揮者に任命し、今のペゼシュキアン大統領の権限を弱体化させたとの分析もあった。
NYTによると、その後のデモ隊弾圧、ホルムズ海峡での軍事演習、また、カタール、オマーン、ロシアなどとの連絡もラリジャニ氏が関わっていたとみられている。
その後、アメリカとの対立がいよいよ深まり、暗殺の危険性がさらに高まってきたことから、ハメネイ師は、22日(日)、自分の死後の指揮系統に関する計画を策定したとのこと。
それによると、国家権限を政府、軍など4つの層に分けて4人の後継者職を任命。また、すべての指導者的立場にある人に、後継者を4人まで制定するよう指示した。その中で、ハメネイ師が死亡した場合や、連絡が取れなくなった場合は、ラリジャニ氏を長として対応するようにと指示している。
このように、ラリジャニ氏は、かなりの信頼を置かれているが、シーア派イスラムの聖職者ではないため、ハメネイ師の後継者にはならないとのことである。
