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冬季オリンピックでのイスラエル選手は出ることに誇り
日本では、ミラノ・コルティナ五輪のフィギアスケートで、りくりゅう(木原龍一選手(33)と三浦璃来選手(24))が、ショート部門で失敗し、5位に落ち込んだ翌日に、フリー部門で歴代最高得点を記録し、大逆転の金メダルを獲得した。日本中に感動と旋風をまきおこしている。
これに対し、イスラエルのチームは、今のところ大きな成績は上げられていないが、この厳しい国際情勢の中で、イスラエルの旗を掲げて、オリンピックに出場していること自体に喜びを見出している。
特に、ボブスレーは、イギリスが、2つの出場枠の1つを断ったことで、棚からぼたもちで、イスラエルに出場権が回ってきた。出られただけでも大満足なのだろう。
今回の出場選手は、パラリンピック1人を含む選手10人。これまでの成績の一部は以下の通り。注)まだこれで全部終了ではない。

スケルトン:ジェレッド・フィレストーン選手(35):24人中22位 *オリンピックは最後と宣言
10Kmクロスカントリー:アーティラ・ミハリー・カーテズ選手:113人中110位 *イスラエルとして初出場
ボブスレー2人乗り:最下位26位 *今夜4人のりに出場
イスラエルチームをとりまく厳しい環境
反イスラエル、反ユダヤ主義が悪化する国際社会の中で、政治とは無関係であるはずのオリンピックでも、イスラエル選手たちの立場は厳しい。特にボブスレーのAJエデルマン選手の立場が厳しいもようである。
1)選手宿泊のアパートに強盗
オリンピックが始まる直前の2月7日(土)、ボブスレー選手たちが、最終トレーニングの宿泊所として使っていたアパートに強盗が入り、パスポートや数千ドル相当の品物が盗まれる事件が発生していた。
被災したアパートは、オリンピック開催地のイタリアではなく、ヨーロッパのどこかとのこと。選手の治安保護のためか、正確な位置は不明である。
チームリーダーで自身もボブスレーの選手であるAJエデルマン氏ら選手たちは、すでにイタリアへ移動した後だったが、一部の選手は、事件後もこのアパートに残って練習を続けたとのこと。
2)開会式でイスラエル選手団ブーイング
この後の2月8日(日)に行われた開会式には、イスラエル選手団も旗を掲げて行進したが、選手たちがブーイングをあびていたことはお伝えした通り。
3)スイス人解説者がイスラエルのALエデルマン選手を「ガザでの虐殺者」と出場に不満語る

9日(月)にボブスレー2人乗りが行われた際、生中継をしていたスイス人解説者のスティファン・レナ氏が、競技中の解説の中で、目の前で競技に出ているAJエデルマン選手(写真左)について、「オリンピック初出場のAJエデルマンは、真のシオニストと自称している。SNSで、ガザでの“ジェノサイド“を支持する投稿を複数投稿している。
ロシアがウクライナ侵攻のためにオリンピック出場を禁じられているのに、イスラエルかからAJエデルマン選手が出ているのはおかしい。」などと非難する会話を2分も続けた。あまりに長いので削除されたが、すでにSNSで出回り、物議となった。
Commentator Stefan Renna on Swiss public broadcaster RTS sparked controversy during Israeli captain AJ Edelman’s second bobsleigh run at the 2026 Winter Olympics in Milan-Cortina, bringing up Edelman’s past social media posts supporting Israel’s genocide in Gaza, including one… pic.twitter.com/TenlLtbRiw
— Drop Site (@DropSiteNews) February 17, 2026
結果的にボブスレー2人乗りは最下位だった。しかし、AJエデルマン選手は全く落ち込むこともなく、「イスラエルがオリンピックに出るなんて、誇りに思っています」と語っていた。
