ガザのラファ検問所は、2年以上ぶり(イスラエルは1年ぶりと主張)に、2月1日(日)に開放される予定だったが、蓋を開けてみると、2月1日は、テストのみで、出入りはまだ開始されていなかった。検問所の本格的な開放は、は2月2日(月)になるとのこと。パレスチナ人と世界に落胆が広がった。
別記事で詳細を述べるが、この日の直前にあたる1月30―31日(金土)にかけて、イスラエルが大規模にガザ地区を攻撃し、32人が死亡するという事態になっていた。その発端は、ラファ検問所近くの地下から、ハマス高官を含む8人が出て来て、イスラエル軍と衝突したことだった。
2月1日(日)に行われたテストでは、パレスチナ人治安関係者が、エジプト側のゲートから検問所へ入り、ガザ側のゲートに向かった。そこで、検問所通過業務を管理するのは、EUBAM( European Union Border Assistance Mission EU国境補佐業務)である。
イスラエル軍のCOGAT(イスラエル占領地政府活動調整官組織)によると、停戦で合意した内容によると、検問所を通過できるのは、基本的に、ガザからエジプトへ出るか、エジプトからガザに戻るガザ住民に限定されるとのこと。
1日(日)には、救急車が、エジプトへと出ていく様子もみられていた。ガザには、早くガザから出て、適切な治療を受けることを希望する透析患者などが、この日を待っているようである。
ネタニヤフ首相によると、具体的には、イスラエルは、医療ケアの必要な人50人と、その患者1人につき2人の親族がエジプトへ出ることを許可する。
エジプトからガザへ入るのは、ガザを離れていたガザ住民、1日に50人までが、ガザへ入ることを許可する。しかし、この場合は、イスラエルによるセキュリティチェックを通る。またガザに入った後にも、まずイスラエル軍の検問所を通過することになっている。
このほか、トランプ大統領の平和委員会が設立した、今後、ガザの管理を進めるパレスチナ人による官民組織、NCAG(アリ・シャース氏代表)も出入りは許可されることになっている。
ラファ検問所は、戦争前は、イスラエル軍の監視がなかったため、武器など密輸口になっていたという。今回は、そうならないよう、厳しい監視体制になっている。しかし、出入りする人の上限数は、経過により、増やされるとみられている。
