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イスラエルが正式にソマリアランド共和国の独立を承認

12月26日(金)、ネタニヤフ首相とサル外相は、イスラエルが、アフリカのソマリアランド共和国を独立国家として承認すると発表。ソマリアランドのアブドラヒ大横領とともに署名した。
ソマリアランドを正式に独立国家と認めるのは、イスラエルが初めてである。ソマリラントのアブドラヒ大統領は、これを歓迎しており、アブラハム合意への参入も示唆している。
しかし、ソマリアランド共和国は、世界の期待に反して、ソマリア統一を拒否している状況にある。イスラエルはそのソマリランド共和国を独立国家として、世界に先駆けて承認したということなので、世界を驚かせるニュースになっている。
以下は、ソマリアランド共和国で、イスラエルが独立を承認したことを祝っている様子。
In downtown Hargeisa, something once unimaginable, a Israeli flag emblazed on the city’s main museum.
Loads of people are celebrating beneath. pic.twitter.com/1AIQVgod7K
— Faisal (@FaisalAHAli) December 26, 2025
*ソマリア内戦の経過
www.y-history.net/appendix/wh1703-096.html
しかし、ソマリアランド共和国は、1988年に始まったソマリアでの内戦の後に暫定政権が立ち上がる中、1991年に、北ソマリアが、分離と独立を宣言してできた国である。その後、暫定政権の中でも分裂が発生し、元のソマリアは、3つに分かれて争うと言う状態にあった。
この地域には1992年に、安保理は、アメリカを含む多国籍軍によるPKO(平和維持軍)を派遣したが、混乱をもたらしただけで失敗。1995年に撤退を余儀なくされた。その後、ソマリアの内戦は泥沼状態になる。
その後、対立していた3勢力は、ソマリアランド共和国、プントランド共和国、南西ソマリアに分かれて争うようになった。この間にイスラム急進派が台頭したため、キリスト教徒の迫害を恐れた隣国エチオピアが介入して阻止すると言う経過もあった。
この内乱から発生した難民が向かったケニア東部のダダーブ難民キャンプには、今も35万人がおり、世界最大となっている。ケニア政府は、この難民キャンプがテロの温床になっていると警告している。
その後、2012年には、プントランド共和国と南西ソマリアをまとめるソマリア連邦共和国ができたが、今回のソマリアランド共和国は、統合に拒否し、独立を主張し続けている。世界は、ソマリア統一を希望しており、ソマリアランド共和国の独立を認めない方針を続けている。
イスラエルのねらいは?
これほど混乱の地域で世界に反してまで、その独立を承認する目的は何なのか。一つ言われていることは、この地域の空域を自由に使えることになれば、目の前にあるイエメンのフーシ派の攻撃を抑えやすくなる点。
もう一つは、ガザの避難民を引き受けてもらうためではないかとの解説もある。
国際社会の反応は?
ソマリアランド共和国は立ち上がってからもう35年近くになり、それなりに安定もしている。このため、国とは認めないながら、イギリスなど複数の国は、代表オフィスを置いて、交流もある。国際社会では国とは認められていない、台湾は、ソマリアランド共和国の独立を認めるとしている。
こうした現状から、ソマリアランド共和国は、国際社会に独立の承認を求め続けてきたのであった。しかし、国連加盟国で、承認する国は、まだ出ていなかった。
イスラエルが最初に、ソマリアランド共和国の独立を認めたということである。しかし、これほど複雑な経過にある国を承認ことについて、周辺諸国は懸念と反対を表明している。
また今、アメリカがこれに続くのかが注目されている。トランプ大統領は、現段階で、イスラエルとともに独立を認めることはないと言いつつ、同時に状況を調べるとも言っている。トランプ大統領は29日に、ネタニヤフ首相とワシントンで会談する予定である。
