ギリシャとキプロスを通過し、洪水をもたらしていた嵐、バイロンが、12月9日(火)夜(日本時間本日朝)から、イスラエルに上陸し始めている。
風速80メートル/時、降水量は、100-150ミリで、警報は全国的に出されているが、特にヘルツェリアなど、海岸部都市で、深刻な洪水になる可能性があるという。救出用のボートが準備されている。
Times of Israelによると、排水が追いつかなくなると予測されており、エレベーターの使用や、地下の駐車場は使わないようにするなどの指示が出ている。
テルアビブでは、2020年の大雨の時に、エレベーターに取り残された男女が死亡する事故が発生していた。
ベン・グリオン空港も警戒に入っている。高速道路については、洪水になりやすい地域をマッピングし、追加のポンプが用意されているほか、早い警告を出すためのパトロールを強化している。
北部で洪水になると、南部のネゲブ地方に向けて、鉄砲水になる。大雨の直撃はなくても、こちらでも洪水になる可能性が高い。
www.ynetnews.com/environment/article/by5rfcbgze
こうした中、アシュドドからキプロスへ、向かっていたヨットが、キプロスに到着する直前、12月7日(日)から、コンタクトが取れなくなっており、今も行方がわかっていない。ヨットには、イスラエル人5人が乗っているとのこと。
嵐が発生している最中に、なぜ出航が認められたのかなども含め、捜索と捜査が進められている。
www.jpost.com/environment-and-climate-change/article-879804
また、イスラエルが、この大嵐に見舞われるということは、ガザも同様である。テント生活の人々への打撃は計り知れない。主のあわれみを祈る。
