2年ぶりにクリスマス前の賑やかさ戻るベツレヘム 2025.12.8

An aerial photograph shows people gathering in Nativity Square during a Christmas tree lighting ceremony in Bethlehem, in the West Bank, on December 6, 2025. (Photo by HAZEM BADER / AFP)

クリスマスといえば、イエスが生まれた町、ベツレヘムである。ガザでの戦争に加え、西岸地区でも衝突が絶えなかったこともあり、過去2年の間、町を上げての盛大なクリスマスの祝賀は、行われなかった。

しかし、今、ガザが停戦になっていることを受けて、2年ぶりに、キリスト降誕教会前広場に、大きなクリスマスツリーが設置され、12月6日(土)、点灯式が行われた。

広場は、数千人の人々でいっぱいだった。西岸地区だけでなく、イスラエルからや、世界各国からも訪問客がいたとのこと。停戦になってから、海外からの観光客もゆっくりだが、戻ってきているのである。

ベツレヘムは観光で持っている町である。コロナで大打撃を受け、2022年に、いったん回復したが、2023年10月7日で再び大打撃となった。

この2年間の打撃は、コロナ以上だったという。ベツレヘムでの失業率は、14%から65%で、住民4000人が町を出たとのこと。

ツリーの点灯は、文字通り、ベツレヘムの人々の希望となっている。

www.timesofisrael.com/christmas-festivities-return-to-bethlehem-after-2-years-of-war-in-gaza/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。