ネタニヤフ首相シリア国境訪問:撤退しないと強調 2025.11.24

GPO
November 10, 2025. (Syrian Presidency press office via AP)

11月10日、シリアのアル・シャラア大統領が、ホワイトハウスでトランプ大統領を訪問した際、アブラハム合意にはまだ参加する時ではないと表明していた。

その時に訴えたことの一つが、前アサド政権追放のゴタゴタの中で、ゴラン高原のシリア側などに、進出して居座っているイスラエル軍が撤退することだった。(紫部分)

この後の11月19日(水)、ネタニヤフ首相が、サル外相、カッツ国防相、ザミールIDF参謀総長、シンベトのジニ長官を伴って、ゴラン高原に駐屯するイスラエル軍を訪問。

「シリアとの緩衝地帯にイスラエル軍が、駐留することは、両国の衝突を防止するために不可欠だ」と述べ、駐留部隊を賞賛するクリップを発表した。

イスラエルがここから撤退することはないという、クリアなメッセージとシリアとアメリカにも見せつけた形となった。

www.ynetnews.com/opinions-analysis/article/s1u26ahxbe

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。