目次
レバノン南部のハマス訓練施設攻撃:ヒズボラ拠点攻撃の中で
11月18日(火)、イスラエル軍が、レバノンのシドン近郊のパレスチナ人難民キャンプを空爆した。
イスラエル軍によると、攻撃したのは、イスラエルでのテロに向けたハマスの訓練施設だった。
ここから60メートル先のモスクは無傷だったことから、かなりのピンポイント攻撃であったことがわかる。しかし、レバノン政府によると、この攻撃で少なくともパレスチナ人13人が死亡したとのこと。
ハマスは、レバノンに、ハマスの拠点はないと主張している。
レバノン領内で、ハマスを攻撃するのは、5月、7月にハマス指導者の暗殺以来のことだった。
このハマス攻撃は、イスラエル軍が、南レバノンにおけるヒズボラ拠点をほぼ毎日攻撃している中でのことだった。今後、レバノン南部で、本格的な戦闘が再開になることも時間の問題との警告が出ている。
www.timesofisrael.com/idf-strikes-hamas-facility-near-lebanons-sidon-local-officials-say-13-killed/
モサドがヨーロッパのハマス拠点を発表

(photo credit: PRIME MINISTER’S OFFICE)
ハマスはガザだけでなく、西岸地区にもいるが、レバノンにもいる。さらには、ヨーロッパ各地にも拠点があることを、11月19日(水)、モサド(イスラエル諜報機関)が発表した。
この攻撃を計画しているのは、カタールで、トルコも関与していると発表している。
イスラエルは、トランプ大統領和平案が国連安保理に可決されたことで、ガザにISF(国際安定化軍)が、来年1月にも派遣されることを歓迎していない。
特にその中に、カタールとトルコが加わることに強い反発を表明している。この時期のこの件を発表した背後には、その危険性をアピールする趣旨も見えなくもない。
www.timesofisrael.com/idf-strikes-hamas-facility-near-lebanons-sidon-local-officials-say-13-killed/
石のひとりごと
ハマスという存在は、単なるテロ組織ではなく、深いイスラムのイデオロギーであって、完全に消し去ることはできないのではないか。イスラエルのハマス殲滅のゴールはどこかにあるのかと言われている。
世界各地にその存在があることからも、イスラエルを消し去ろうとする霊的な存在をあらためて実感させられる。
