11月2日夕方、ハマスは、3人の遺体をイスラエルに引き渡した。
法医学検査の結果、3人のイスラエル軍将校のものであることが判明。3日朝、発表された。以下の3人である。
アサフ・ハマミ少佐(40)、オメル・マキシム・ニュートラ大尉(21)、オズ・ダニエル軍曹

ハマミ少佐は、南部ガザ部隊の将校ある。10月7日は、国境近くのイスラエル軍基地で5歳の息子と安息日を過ごしていた時に、ハマス奇襲の連絡を受け、息子を安全な場所に預けて出動。戦闘で死亡し、遺体はガザへ拉致されていた。遺族は、妻のサフィールさんと、3人の子供たち、両親である。
サフィールさんは、深い悲しみの中にも、出動を決断したハマミ少佐の決断に平安を感じている。そういうあなたであることに、私は恋に落ちたのだから
ニュートラ大尉は、第77戦車部隊の小隊長で、10月7日、キブツニリムに近い国境付近のハマスとの激戦中に死亡し、遺体はガザへ拉致されていた。
ニュートラ大尉は、1人で移住してすぐに従軍する、いわゆるローンソルジャーで、イスラエルとアメリカの二重国籍であった。
両親は、ニューヨークに住むアメリカ人である。トランプ大統領は、「遺体が戻ってきてよかったが、明らかに素晴らしいことではない」とコメントした。
オズ・ダニエル軍曹(19)は、ニュートラ大尉と同じ戦車で戦っている時に死亡し、遺体はガザへ拉致されていた。両親と双子の妹が遺族である。
残る人質の遺体は、8人となった。うち1人は、アメリカ国籍でもある。
この後、イスラエルは、返還された人質1人あたり15人との合意により、パレスチナ人45人の遺体を赤十字に引き渡した。
