クネセット(国会)の調査センターが、10月28日(火)に発表したところによると、2024年1月から2025年7月の1年半ほどの間に、自殺未遂をしたイスラエル兵は、279人にのぼっていることがわかった。
このうちの78%は、戦闘員として配属されていた兵士たちだった。
www.timesofisrael.com/279-idf-soldiers-attempted-suicide-since-start-of-2024-knesset-report-finds/
実際に、自殺で死亡した兵士は、2025年1月から8月までの間に16人で、このうち7人は予備役兵だった。予備役兵は、招集されて従軍する市民兵たちのことである。
予備役兵メンタルヘルスを担当するベコー少佐によると、従軍後にメンタル治療を求める予備役経験者は、通常、年間270人ぐらいだったところ、今年に入ってから3000人と1000倍の勢いで増えているとのこと。
明らかに2023年から続いている戦争の影響である。兵士たちは戦場での経験やその記憶を、自宅に戻り、自分の人生に戻ってから持ち続けることになる。その影響は、兵士本人だけでなく、周りにいる家族や、社会にも影響を及ぼすことになる。
それは、予想を超えて長引くものであることは、かつての六日戦争や、ヨム・キプール戦争、レバノン戦争などからの退役軍人たちが、今もなお苦しんでいることからもわかることである。
ザミール参謀総長は、「私たちは国を守る中で、生死の問題に直面することになる。それはイスラエル市民と兵士たちにそのままあてはまる」と語っている。
www.jpost.com/opinion/article-863623
石のひとりごと
選ばれた国イスラエル、その民であるということは、本当に厳しいということを私たちはしっかり知っておかなければならない。そういう苦難を通して、なお見捨てられていないということを証しているのが、イスラエルとその民なのである。
異邦人でありながら、イエスの十字架と復活を信じただけで、このイスラエルの神とつながりをもつことができているクリスチャンたちは、まさに、イスラエルを覚えて、とりなさなければならないということである。
