イスラエルが極悪テロ犯含む2000人のパレスチナ人釈放 2025.10.14

Buses carrying Gazan detainees released from Israeli prisons under a hostage and ceasefire deal arrive outside the Nasser hospital in Khan Yunis in the southern Gaza Strip on October 13, 2025. (Omar AL-QATTAA/AFP)

ハマスが、生存する人質20人の解放を完了させると、イスラエルは、ただちに終身刑250人と、ガザからの拘束者1718人を、東エルサレムと西岸地区、ガザ地区に向けて送り出した。このうち、154人はエジプトに強制送還になった。

バス2台は、西岸地区ラマラに到着し、祝いムードの中、家族たちに迎えられていた。この人々は、終身刑で、10年以上は、刑務所にいた人々である。

また、バス38台は、ガザに入り、喜びで迎えられていた。以下はハンユニスの様子

イスラエルでは、人質20人の生還を祝っているが、そのプライスとして釈放したテロリストは、過去40年の間に、多数のイスラエル人を殺して終身刑に処せられていた者たち250人である。刑務所に残るのはわずか40人とのこと。

たとえば、1989年に、13歳のイスラエル人少年をレイプして虐殺したアフマド・マフメド・ジャミール・シャハダは、終身刑で、2036年に釈放予定だった。

2003年から2005年の間、テルアビブやハデラでの自爆テロを指揮して、イスラエル市民13人を殺害した、イスラム聖戦者イヤド・アブ・アル・ルブなどである。

www.jpost.com/israel-news/article-870339

www.timesofisrael.com/israel-frees-nearly-2000-palestinian-prisoners-including-hundreds-of-terror-convicts/

 

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。