トランプ大統領イスラエル到着「戦争は終わった」:現代版クロス王と称賛の看板も 2025.10.13

Avi Ohayon (GPO)

トランプ大統領は、アメリカを出発する際、ハマスと人質解放の確約をとったとして「戦争は終わった」と述べ、世界中が報じていた。

トランプ大統領は、予定通り、10月13日(月)15:30(日本時間15:30)、人質たちがガザから解放されるのと、同時進行で、イスラエルに到着し、ネタニヤフ首相、ヘルツォグ大統領に迎えられた。ウィトコフ特使、クシュナー氏も空港でトランプ大統領を迎えた。

www.timesofisrael.com/the-war-is-over-trump-stresses-as-he-heads-to-israel-for-the-hostage-release/

イスラエル国内では、トランプ大統領を、現在のクロス王(バビロン捕囚からイスラエルへの帰国を実現させたペルシャの王・イスラエルではヒーロー視されている)との看板もみられている。(Friend of Zion福音派クリスチャン団体による)

テルアビブビーチでは、到着するトランプ大統領が、エアフォースワンから見えるように、大きなThank youの文字が描きだされていた。ヘルツォグ大統領は、トランプ大統領に勲章を授与することになっている。

www.ynetnews.com/opinions-analysis/article/hkrlrzktxe

空港での歓迎式典は、数分程度で終わり、トランプ大統領はすぐに、エルサレムのクネセット(国会)へ向かった。

クネセットでは、トランプ大統領の“MAGA”と書かれた赤いキャップのように、「トランプ・平和の大統領」と書かれたキャップが配られて、皆がそれを被って、トランプ大統領を迎えた。

トランプ大統領はネタニヤフ首相と会談し、その後、国会で演説することになっている。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。