ハマスとイスラエルの人質交換と停戦という流れになっているが、ガザの現場の様子はまだまだ一触即発である。
10月8日(水)、ハマス工作員ら5人が、トンネルから出て来て、ガザ市南部のイスラエル軍駐屯地に近づいて来た。気づいたイスラエル兵が銃撃し3人を殺害。2人は逃げた。
その翌日9日(木)、ネタニヤフ首相が、ハマスとの合意についての閣議を行っていた時に、イスラエル軍が、ガザ市への空爆を実施。建物が倒壊して4人が死亡。パレスチナメディアによると、まだ40人が瓦礫の下にいると言っている。
イスラエル軍によると、標的は、イスラエル軍に差し迫った脅威になっていたハマスの一団が標的だったと言っている。ハマスは住民たちに、イスラエル軍や国境に近づくと殺されるとして、近づかないように都の警告を出した。
その後10日(木)午後、ガザ市でイスラエル軍に対する遠方からの狙撃があり、予備役兵のミハエル・モルデカイ・ナフマニ第一軍曹(26)が死亡した。10月7日以来914人目の戦死者となった。
