ハマスが、トランプ大統領の案に基づき、人質全員を解放する用意があるとして、交渉に応じる姿勢を示したため、ハマス代表のハリル・アル・ハヤらと、イスラエル代表団が、エジプトのシナイ半島のリゾート、シャルム・エル・シェイクに入り、間接的な話が始まっている。

本日10月8日(水)2日目となり、イスラエル代表のロン・ダーマー氏と、アメリカのウィトコフ特使と、トランプ大統領親族で、米中東顧問のクシュナー氏、またカタールのアル・タニ首相、トルコの諜報部長のイブラヒム・カリン氏が加わる。
本格的な話は、今日から24時間で煮詰まるものと予想されている。
アメリカのウィトコフ特使と、中東顧問のクシュナー氏は、トランプ大統領が提示しているガザ停戦案20項目の立案者とのこと。
エジプトが報告したとYnetが報じたところによると、ハマスは、人質交換の前に、戦闘を完全に停止することを求めている他、イスラエル人人質との交換にイスラエルが釈放する250人の終身刑収監者の中に、その最高位であるマルワン・バルグーティ(終身刑5回プラス40年の刑)を含めている。
バルグーティが釈放されるかどうかはまだ確実ではないが、バルグーティの妻ファダワが、西岸地区のラマラを出て、カイロに到着している。再開の準備のような動きではないかと注目されている。
またハマスは、ヤヒヤ・シンワルと、モハンマド・シンワルの2人の兄弟の遺体の返還も求めているとのこと。
トランプ大統領は楽観視を表明しているが、これらをイスラエルが受け入れるかどうかはまだ不明といえる。今日明日の24時間での交渉が今後の指針になるとして注目されている。
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ガザでは、イスラエル軍の攻撃は、一時停止とされているが、危険な状況には対応するとして、攻撃や空爆も発生している。
また、カンユニスでは、手榴弾が暴発する事故があり、予備役兵3人が負傷。1人は重傷とのこと。
