イスラエル軍ガザ市攻撃の中25万人避難:ユニセフがガザの子供1万人が栄養不良と 2025.9.13

Palestinians walk past a destroyed building after an Israeli strike on Al-Nassr Street in Gaza City on September 12, 2025. (Omar AL-QATTAA / AFP)

ガザ市全域へ避難警告を発して以来、イスラエル軍は、ガザ市への攻撃を続けている。こうした攻撃で、ガザ市民が南部へ避難することも目的とみられる。

これまでにガザ市から、避難した避難民たちは、25万人、全体の4分の1と推測されている。

イスラエル軍は、ガザ市以外にも攻撃を行なっており、ハマスによると、先週金曜日だけで50人、それ以降、43人でこのうち、33人はガザ市など北部地域で死亡したと言っている。

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/hamas-authorities-50-reported-dead-throughout-strip-as-israel-steps-up-attacks-in-gaza-city/

イスラエル軍COGATは、南部ケレン・ショムロン検問所と、北部のジキム検問所からも、食料や支援物資を搬入しており、11日(木)にトラック350台が入ったとのこと。国連は毎日600台が必要だと主張している。

www.timesofisrael.com/palestinians-report-43-killed-by-israeli-fire-across-gaza-strip-since-dawn/

ユニセフは、12日(金)、この2ヶ月の間に、ガザ市で急性栄養失調と診断された子供は1万人以上で、特に治療が止まれば餓死に至るとされる重度の栄養失調の子供は2400人と発表している。

石のひとりごと

今ガザにいるハマスの心境はどうなっているのだろう。ネタニヤフ首相の心はもう定まっている。いくら国際社会から非難され、いかに孤立しても、絶対にハマスを殲滅しようとしている。

今、出ていけば殺されるだけだが、彼らが頑張れば、頑張るほど、ガザ市民には大迷惑になる。少なくともハマスは、市民にこれだけの迷惑をかけていることについてもなんとも思っていないということか。

ガザの瓦礫の中で荷物を運んでいる少年の写真が目についた。こんな日常が普通ではない。ガザの人々のためにも、とにかく早く、ハマスを支配する霊的な悪を追放してくださるように、In Jesus Name.

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。