国連安保理は、9月11日(木)、イスラエルによるドーハ攻撃についての緊急協議を行った。
イスラエルのダノン代表は、ネタニヤフ首相が、表明したように、「テロリストを免責にするべきではない。テロリストに聖域はない」と訴えた。
しかし、カタールのアブダラヒム・アル・シャーニー首相は、攻撃自体を非難するにとどまらず、イスラエルは、進行中だった交渉を破壊したのであり、人質の命を見捨てたと訴えた。
最終的に、国連安保理加盟国15カ国は、全会一致で、イスラエルのドーハ攻撃について、「安保理は、緊張緩和の重要性を強調する。国連憲章の原則に基づき、カタールの主権と領土保全を支持する」共同声明を出した。
今回、アメリカが珍しく拒否権を発動しなかったことが注目された。
アメリカがイスラエルのドーハ攻撃に合意していたわけではないことが表れている。しかし、「イスラエル」という名称は、共同声明の中には出ていないところに、アメリカへの配慮があったと言われている。
トランプ大統領は、イスラエルのドーハへの攻撃が、人質解放の障害にならないことを願っていると表明した。
