9月10日(水)朝、ポーランド領空にロシアのドローン3機が侵入。撃墜することとなった。ポーランドは、NATO(北大西洋条約機構)加盟国なので、これはポーランドだけの問題ではない。
NATO加盟国の条約第4条によると、加盟国が領土保全や政治的独立が危ぶまれた時は、その防衛に協力することになっている。加盟国であるアメリカは、ロシアに対し、NATO加盟国を防衛すると、ロシアに警告した。
アメリカが実際に軍事的に動く様子はないが、ヨーロッパ諸国は、ポーランドの防衛を強化する動きに出ている。
フランスは、ポーランドに3機の戦闘機を送ると表明。ドイツは、NATOの東の国境に沿って、航空警察を拡大すると発表した。オランダとチェコもポーランドに防衛を送ると表明した。
ロシアと国境を接するリトアニアは、ウクライナへの攻撃が、リトアニアにも拡張してくることの警告を発し、ドイツの防衛隊を受け入れると表明した。
NATO評議会は、12日(金)にもこの件での緊急評議会を開催するとのこと。
第三次世界大戦になりうる様子で、緊張が高まっているが、今の所は、双方ともに、実際に軍事行動に出ることはないとみられている。今回、ロシアは、ドローンを送って、NATOの出方を試したのではないかと言われている。
www.bbc.com/news/articles/c0lkz2n34z6o
www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10D280Q5A910C2000000/
www.bbc.com/news/articles/clydk8821nro
ロシアと中国、北朝鮮が接近する中で、ロシアとアメリカ、NATOが直接対立する様相である。第三次世界大戦の気配もして、この時代の向こうに何があるのか緊張する日々である。
