9月7日(日)に、カッツ国防相が、ハマスに対し、「強力なハリケーンが来る」と警告した数時間後、イスラエル軍は、ガザ市にある高層ビルを複数破壊、崩壊させた。
The Israeli Air Force leveled another building in Gaza City a short while ago, according to Palestinian media.
The IDF has not yet commented on the strike, but warned last week it would be striking high-rises in Gaza City that are being used by Hamas, ahead of a major offensive. pic.twitter.com/qeS3eWlicZ
— Emanuel (Mannie) Fabian (@manniefabian) September 8, 2025

いずれもハマスが関係するビルであり、それらの周辺には、イスラエル軍に備えた罠爆弾も仕掛けてあったと主張した。攻撃は、間も無く始まる地上戦での被害を最小限にするためとみられる。
攻撃の前には、周辺市民たちに避難するよう警告を発していたとのこと。
この日の夕方、ネタニヤフ首相が、2日間でガザ市にあるハマスの高層ビル50棟を破壊したと発表。これはガザ市制圧に向けた作戦の序章にすぎないと発表した。
しかしこの発表の数分後、戦車部隊のイスラエル兵4人が死亡していたことが発表された。

それによると、8日(月)午前6時ごろ、ガザ市のシーカー・ラドワン郊外、カフル・ジャバリアにあるイスラエル軍戦車の駐屯地で、一台の戦車のハッチから指揮官が顔を出した瞬間に、ハマス工作員3人が、爆発物を戦車内に投げ入れた。これにより、中にいた4人が死亡した。
付近にいた兵士たちの反撃で、少なくとも2人のハマス工作員を殺害したが、この戦闘で1人が負傷した。
死亡した第401機構旅団第52大隊の4人は以下の通りである。この他、もう一人も中程度の負傷を負っていた。
マタン・アブラモビッツ中尉(21)、ウリ・ラメッド軍曹(20)、アミット・アリエ・レゲブ軍曹(19)、ガディ・コタル軍曹(20)
www.timesofisrael.com/four-soldiers-killed-in-hamas-attack-on-army-camp-near-gaza-city-idf-says/
石のひとりごと
20代になったばかりの兵士4人の戦死。日本の若者も思わせるような4人の顔を見て、なぜか今回はかなり心にささった。両親、家族友人たちの痛みは想像を絶する。
イスラエル人だというだけで、この青年たちは、軍服を着て、戦地に送られ、そしていなくなった。やりきれないとはこのことだと感じる。
