エルサレム北部で銃撃テロ:イスラエル人6人死亡・13人負傷 2025.9.8

(Photo: Menahem KAHANA / AFP)

エルサレムで銃撃テロ:イスラエル人6人死亡

本日9月8日(月)10時過ぎ、(日本時間16時過ぎ)、エルサレムに北から入る、ラモット交差点付近のバス停で、バス62番の乗り降りの最中に銃撃テロが発生した。

駆けつけた救急隊によると、現場は、倒れている人や、ガラスなどの破片が散乱していたという。現在、付近の通行は、できなくなっている。

これまでに、イスラエル人6人が死亡。救急隊によると、4人は現場で死亡が確認され、2人は病院に搬送後、まもなく死亡した。

多くの重傷者を含む、13人が病院に搬送された他、負傷者合計は、20人を超えるとみられている。不安症で搬送された人も10人はいた。

テロリストは、エルサレムに近い村から違法にイスラエルに入ったパレスチナ人2人で、武器は手製のマシンガンだった。

2人は近くにいた非番のイスラエル兵と市民たちの反撃で、警察が来た時にはすでに死亡していたとのこと。

以下は事件発生後の様子

 

以下は、事件発生時の様子 バス停付近はかなり混んでいたもようである。

www.jpost.com/israel-news/article-866707

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/mda-says-11-being-treated-for-injuries-in-deadly-jerusalem-terror-attack/

ネタニヤフ首相が現場視察・国際社会からもテロ非難声明続く

Haim Zach (GPO)

ネタニヤフ首相は、本日、汚職問題で法廷で証言する予定だったが、テロ事件を受けて延期とし、国内治安相のベン・グビル氏とともに、現場を視察した。

ネタニヤフ首相は、犠牲者とその家族への哀悼を表し、イスラエル軍は今、テロリストの村を包囲していると語った。

また、「我々は今、複数の前線(ガザ、フーシ派、ヒズボラ、イラン)に直面している。しかし我々は引き下がらない。目標は必ず達成する。」と語った。

国際社会での孤立が深まっていたイスラエルだが、UAEから公式にテロを非難する声明が出された他、フランス、イギリス、スペインなどからも非難声明が出された。

www.timesofisrael.com/liveblog_entry/uae-slams-deadly-jerusalem-shooting-in-the-strongest-terms/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。