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2023年10月7日から700日

イスラエルでは、9月5日(金)、2023年10月7日から700日目を迎えた。まだガザにいる人質は47人。
このうち26人は死亡が確認されており、20人は生存していると予想されている。
しかし、アメリカなどの情報から、2人の状態は危険な状況にあると言われている。
以下は、700日目を迎え、IPACがまとめた10月7日のハマスの残虐な行為。恐ろしい限りだが、世界はハマスが何をしたのかを直視するべきである。
700日目を迎え、人質家族とその支援者たちは政府に対し、攻撃ではなく、交渉に戻って人質を取り戻すよう、全国で訴え続けている。
www.timesofisrael.com/hostage-families-rally-to-demand-deal-on-700th-day-of-loved-ones-captivity/
ハマスが生存人質2人のクリップを公開
こうした中、5日(金)ハマスが、生存する2人の人質のビデオクリップを送ってきた。アロン・オヘルさん(23)と、ガイ・ギルボア・ダラルさん(28)である。
アロンさんの姿を見るのは、実に2023年10月7日以来、初めてだった。家族はクリップの公開には同意していない。
ガイ・ギルボア・ダラルさんの父と兄は、日本好きだったガイさんを思い、先週、日本で解放を訴えていた。家族はガイさんのクリップの公開に同意した。ガイさんのクリップは8月28日付で28秒間である。
ガイさんは、今年2月に公開されたクリップに、エビヤタル・デービッドさんとともに写っていて以来になる。恐ろしいばかりには痩せこけていないが、弱々しい声で、「とのかく終わりにしてほしい。家族の元へ帰らせてほしい」と言っている。
なお、数日前、ハマスは、人質50人を全員解放すると表明した。しかし、武装解除はしないなど、イスラエルが受け入れられない条件を出していたことから、イスラエルはこれを受け入れなかった。
トランプ大統領によると、アメリカは、その後もハマスとの深いレベルでの交渉を続けているという。トランプ大統領は、ハマスはただちに人質全員を返すべきであり、そうしない場合は、ひどいことになると語っている。
攻撃を決めるのはイスラエルだが、始まれば酷いことになるだろうと語っている。
野党ラピード氏は、政府は交渉に戻るよう訴え、一方、強硬右派のベン・グヴィル氏は、ガザ市の制圧を急ぐべきだと訴えた。
現在、イスラエルは、ガザ市への攻撃に向けて、準備を進めている。イスラエル軍によると、ハマスはその前に、人質をガザ市へ移動させようとすると見ている。まるで銀行強盗のように、人質を盾に立てこもる様相である。
人質家族たちは、イスラエル軍が人質の居場所を把握していないので、攻撃を開始したら人質に危険が及ぶとして、攻撃しないよう訴えた。ザミール参謀総長は、軍は、できるかぎりの対策をとっていると語ったとのこと。
