ヘルツォグ大統領がローマ教皇レオ14世を訪問:人質解放に協力を要請 2025.9.6

credit: Vatican Media

9月4日(木)、ヘルツォグ大統領が、バチカンのローマ教皇レオ14世を訪問した。

ヘルツォグ大統領は、人質がハマスに拉致されてから700日を迎えると述べ、早い解放のために協力を要請した。具体的には、今も人質になっている48人の解放に向けて、国際的な取り組みの強化を以来し、人質家族との面会も要請したという。

世界最大の信者数を持つカトリックのトップの声は、世界に大きな影響力があるからである。

しかし、ガザでは、唯一のカトリック教会が、イスラエルの攻撃で、教会にいた3人が死亡。司祭1人が負傷する時件が発生していた。ヘルツォグ大統領は、イスラエルにいるカトリック教徒や、ガザのカトリックの人々の保護を強調したという。

レオ14世は、人質の速やかな解放は主張したが、同時に、速やかな停戦と、人道支援搬入を急ぐこと、人道法の遵守、そして、2国家解決が唯一の解決だと述べた。

ヘルツォグ大統領は、少なくともこの時期に、レオ14世が、正式にイスラエルの大統領の訪問を受け入れたことは、重要な事だったと語っている。ヘルツォグ大統領は、レオ14世に、イスラエルへの訪問を歓迎すると伝えた。

www.timesofisrael.com/hosting-herzog-pope-calls-for-permanent-gaza-ceasefire-to-be-reached-with-urgency/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。