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ガザ戦争反対訴え?嘆きの壁に落書き
8月11日(日)朝、エルサレムの嘆きの壁(南側考古学公園側)に、「ガザにホロコースト」とヘブライ語で落書きされているのを警備員が発見し、警察に連絡した。
同様の落書きは、エルサレム市内のグレートシナゴーグでも発見されている。
警察はすでにエルサレム在住の27歳を拘束。調査をすすめている。この容疑者は、先週、テルアビブで、ガザで戦死した兵士の写真に落書きして、身柄を拘束され、釈放されたところだった。
嘆きの壁は、2000年前の第二神殿の一部である。考古学的に重要な壁であるため、落書きを消す作業は考古学庁の専門家が担当しなければならなかった。考古学的財産へのダメージは違法行為にあたる。
嘆きの壁のラビ・ラビノヴィッツは、「聖地はデモを表現する場所ではない」と述べ、警察に犯人逮捕を要求していた。
www.jpost.com/israel-news/article-863888
ガザ戦争反対・人質解放を訴えるスト:最大労働組合は参加を否定
嘆きの壁への落書きは、異常行為だが、落書きの内容からすると、戦争を拡大しようとする政府に反感持つ人物と考えられる。
イスラエル国内では、ガザ占領方針が発表されてから、人質を見捨てるのかとの反発から、大規模なデモが発生したところである。その後、ガザ国境では、女性たちだけによる反戦マーチも行われた。

人質家族たちは、政府の戦争停止を要求するため、来週日曜日(8月17日)に、全国規模のストを呼びかけていている。
バル協会(弁護士協会)始め、参加を表明している組合もあるが、イスラエル最大の労働組合、ヒスタドルートは、11日(月)、不参加を表明した。
ただし、労働者が参加を決めた場合は、これを許可するよう、経営者に伝えたとのこと。
ヒスタドルートのバル・デービッド長官は、不参加の理由について、人質家族たちに、「ヒスタドルートがストを結構し、国が麻痺して混乱すれば、世論が逆に人質家族に反発しかねないから」と説明した。
