ガザ沖でフロティーラ拿捕・アシュドド港へ:イスラエルがガザ飢餓の責任と訴える活動家たち 2025.7.28

7月26日(土)、イスラエルのガザ封鎖に反対を訴える船が、ガザへ向かっていた。このため、イスラエル軍は、ガザの海域に入る前に、船に乗り込んで船を拿捕し、イスラエルのアシュドド港へ誘導し、乗組員たちを警察へと移送された。紛争もなく、負傷者も出ていない。

ハンダラ号と名付けられたこの船に乗っていたのは、フランス国会議員2人と、アルジャジーラ記者2人、国際ボランティアの平和活動家(10カ国)19人である。“イスラエルの違法なガザ封鎖を突破する”ことが目的だと言っている。船には、少量の支援物資も搭載されていた。

19人とは、イスラエルの法的権利保護団体アダラが面会。法的な作業を担当している。ややこしいことに2人は、アメリカとイスラエルの二重国籍だった。この他、アメリカ人が7人だが、その中には、ユダヤ人も2人含まれていた。イタリア人も2人だが、帰国拒否しており、数日以内に強制送還される見通し。

なお、イスラエルでは、環境問題で有名なグレタ・トゥーンベリ氏が乗ったフロティーラが、先月、ガザに接近し、イスラエルに拿捕されていた。

www.timesofisrael.com/idf-takes-over-pro-palestinian-activist-boat-attempting-to-break-gaza-blockade/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。