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ガザでイスラエル兵3人死亡
ガザの混乱がどんどん深まっているが、その中に入っていく、イスラエル兵の死亡も続いている。7月14日(月)、ガザ北部ジャバリヤで、イスラエル軍の戦車が、戦車砲による攻撃を受け、乗っていた3人が死亡。将校1人が重傷を負った。ガザ地上戦が始まってからの戦死者は454人となった。
死亡したのは、ショハム・メナヘム軍曹(21)、ヤルデナ・シェレム軍曹(20)、ユリ・ファクター軍曹(19)
www.timesofisrael.com/three-idf-troops-killed-officer-seriously-wounded-in-northern-gaza-fighting/
イスラエル兵の自殺・事故死も増加傾向
7月14日(月)、イスラエル北部の基地の訓練場で、イスラエル兵が死亡しているのが発見された。自殺とみられている。これに先立ち、先週9日(水)、ガザで従軍していたイスラエル兵が自殺していた。

Times of Israel によると、2023年10月7日以来、2025年5月までに、自殺で死亡したとみられる兵士は少なくとも35人に上っている。
その中には、PTSD(心的外傷後ストレス障害)や重篤な精神障害があるにも関わらず徴兵された人もいた。
Ynetの今年1月初頭の記事によると、イスラエル軍兵士で、自殺の疑いがあるとされたケースは、2023年中に17人(徴兵7人、予備役兵4人、職業軍人6人)。2024年は、21人(徴兵7人、予備役12人、職業軍人2人)と増えていた。
www.ynetnews.com/article/hk6zi1e8ke
国防相によると、これまでに、兵士9000人が、今の戦争の結果として精神的に負傷したと認められているが、人手不足もあり、徴兵され、自殺へと追い込まれた人もいる。
また、従軍後にPTSDに陥り、自殺した人もいる。ダニエル・エドリさんは、ノバ音楽祭で友達を2人失っていた。その後、ガザ地区とレバノンでも役18か月従軍。運転手として遺体の運搬を担当したという。
兵役後、帰宅したが、家具や家の壁を血が出るほど殴るようになったという。
ダニエルさんは、2月の時点で、メンタルヘルスに以上があると診断された。兵役による精神的負傷との承認を申請していた。しかし、そのプロセスが完了する前の7月5日、ダニエルさんは、森で燃えている車の中で発見され、自殺とされた。

この場合、戦死者としてその墓地に埋葬されることは許されないことになる。
しかし、ダニエルさんの母親は、「息子は兵役で魂を失い、兵役で命を失った」として、戦死者として認めるよう、訴えている。
石のひとりごと
記事を読んでいると、ガザ地区の中は、地獄の暗闇ではないかと感じる。その中へ、19歳から20代前半の若い、まだ人生これからという若者がイスラエル兵として入って行っている。多くは徴兵されてであり、好んで行った人たちではない。
ガザの中の異常な危険性を、私たちは十分自覚していただろうか。彼らの心身魂の主からの守りが、予想以上に必要であることを覚える。
このガザでの戦争。もはや先が全く見えない中で、イスラエル人もパレチナ人も、ただただ死者を出している日々である。
この異常事態を終わらせてくださるよう、とりなす必要は日々迫ってきている。
