アメリカを訪問中のネタニヤフ首相は、7月10日(木)、帰国の途に着いた。その前日、ネタニヤフ首相は、アメリカに来ていた人質家族たちと、30分以上、面談していた。
その中で、ネタニヤフ首相は、将来の見通しとして、ここ数日の間に、アメリカが進めている、ハマスとの60日の停戦に入る可能性が高いと伝えていた。
これに伴い、解放される人質は、全体の半分にあたる、生存者10人、遺体18人ということになる。この人々が2回に分けて解放されるが、それがいつどのようになるか、決めるのはイスラエルではないと語った。
また、ネタニヤフ首相は、この10人が誰になるかについても、ハマスが決定すると語った。しかし、先日、人質それぞれの状況に関する情報が首相府に届けられており、まったく関与しないともいいきれないと言われている。この問題は、非常に繊細な問題である。
ネタニヤフ首相によると、60日の停戦が発効されると、すぐにも永久停戦のための交渉に入る。イスラエルの条件は、ハマスが武器を差し出し、ガザは非武装地帯とされ、ハマスは軍事政治すべての部門から手を引くこと。
これらが、最低条件だと言っているのである。もしそれが達成しないなら、イスラエルは再び攻撃を再開するとネタニヤフ首相は語っている。
www.timesofisrael.com/netanyahu-says-hoping-hostage-deal-will-be-finalized-in-a-few-days/
しかし、もしこうなった場合、今回解放されなかった人質22人が解放される可能性は全く見えないことになる。
人質家族フォーラムとは別に右派系イスラエル人が設立した人質家族の会、ティクバ・フォーラムのツビカ・モルさん(息子のエイタンさんが人質)は、残される人質は、極めて危険な状況になるとの声明を出した。

7月11日(金)、世界と、帰国するネタニヤフ首相が飛行機から見えるように?か、テルアビブのビーチでは、「全員の解放を」と一文字を書いていた。
家族たちの必死が現れている・・。
