7月11日(金)朝、ガザ南部ハンユニスで、ハマスなどテロ組織の拠点となっている建物を爆弾で取り囲み、爆破して破壊するという、作戦が行われた。
爆発物が爆破した際、破片が飛んだとみられ、それにあたったゴラニ部隊のレイ・ビラン大尉(21)が死亡した。
イスラエルはガザ各地で、支配域を拡大しながら、その中で、人質の捜索をし、ハマスに関連する地下トンネルや、武器庫、司令拠点など、すべてのインフラを破壊していく作戦を続けている。
しかし、地下トンネルは、700キロもあるとされるため、全部破壊するには、まだまだ終わりは見えていない。以下は、500メートルに及ぶ地下トンネルを破壊する様子。
ハマスは、支持基盤を失い、イランからの支援もなくなっている。しかし、ハマスはまだ数千人おり、再結成する動きもある。
イスラエルは、今、ガザで、ハマス戦闘員と対峙しながら、人質の捜索と、ハマスのトンネルや武器の破壊という作業を行っているということである。
石のひとりごと:敵の武器一掃ということ
イスラエル兵がまた一人この世を去った。本当に厳しすぎる道のりである。家族、友人たちを覚えて、主に祈るのみである。
今、イスラエル兵が、ガザで行っていることを思う時、敵の武器などを7年かかって焼くと書かれている聖書の預言を思い出した。
聖書のエゼキエル38-39章には、いわゆるエゼキエル戦争に関することが書かれている。
この戦争では、イスラエルが、敵に囲まれ、絶体絶命の危機に立つ中で、天変地異が発生し、敵たちは、その中で、同士討ちにもなり自滅。イスラエルは助かることになる。
この戦争の後、イスラエルの人々は、敵が残して行った武器などを、7年間、燃やして、ある意味燃料として使うと書かれている。
今回、イスラエルは周囲を敵に囲まれたが、その全ての敵を、かなり押さえ込んでいる。まだすべてが終わったわけではないが、今、ガザでは、イスラエル軍が、人質の奪回とともに、ハマスのトンネルや武器を次々に破壊する作業を行っている。
その様子に、燃料として使うというのとは少し違うのではあるが、将来起こるエゼキエル戦争の後の様子をなんとなく、想像させられた次第である。
「人の子よ。ゴグに向かって預言して言え。神である主はこう仰せられる。メシェクとトバルの大首長であるゴグよ。
わたしはあなたに立ち向かう。わたしはあなたを引き回し、あなたを押しやり、北の果てから上らせ、イスラエルの山々に連れて来る。あなたの左手から弓をたたき落とし、右手から矢を落とす。
あなたと、あなたのすべての部隊、あなたの率いる国々の民は、イスラエルの山々に倒れ、わたしはあなたをあらゆる種類の猛禽や野獣のえじきとする。あなたは野に倒れる。わたしがこれを語るからだ。—神である主の御告げ—
わたしはマゴグと、島々に安住している者たちとに火を放つ。彼らは、わたしが主あることを知ろう。
わたしは、わたしの聖なる名をわたしの民イスラエルの中に知らせ、二度とわたしの聖なる名を汚させない。
諸国の民は、わたしが主であり、イスラエルの聖なる者であることを知ろう。
今、それは来、それは成就する。—神である主の御告げ—それは、わたしが語った日である。
イスラエルの町々の住民は出て来て、武器、すなわち、盾と大楯、弓と矢、手槍と槍を燃やして焼き、七年間、それらで火を燃やす。
彼らは野から木を取り、森からたきぎを集める必要はない。彼らは武器で火を燃やすからだ。彼らは略奪された物を略奪し返し、かすめ奪われた物をかすめ奪う。—神である主の御告げ— (エゼキエル39:1-10)
