イラン攻撃や、ガザ問題の間も、イエメンのフーシ派は、イスラエルに向けて、時々長距離ミサイルを発射していた。
最近では、7月2日(火)に発射し、エルサレム、ベン・グリオン空港とその周辺でもサイレンが鳴っていた。イランとの停戦の後、市民が平穏になじみ始めていたことである。すべて迎撃して被害は出ていない。
しかし、イスラエルは、7月6日(日)夜、から7日(月)朝にかけて、日にネタニヤフ首相がアメリカへ出発する直前、イエメンのフーシ派関連地点へ避難警告を出し、その約1時間後、それらの地域への大規模な空爆を実施した。
イスラエルから発進したのは戦闘機20機。投下した爆弾は50発。ホデイダ港はじめ、広範囲にわたり、イランの武器搬入に関係する地点が標的とされていた。ラス・カトリブでは、ホデイダ港の主要な発電所も破壊した。
また、この攻撃で、フーシ派が、海上監視や作戦に使われていたとみられる船、ギャラクシー・リーダーを破壊した。この船は2023年11月にフーシ派にハイジャックされ、多国籍の乗組員は、2025年1月にようやく解放されていた船である。
この後、フーシ派は、イスラエルに向けて、ミサイルを発射し、西岸地区南部でサイレンが鳴ったたが、すべて迎撃して問題にはならなかった。
