7月4日(金)夕方、オーストラリアのメルボルンの、東メルボルン・ヘブライ会シナゴーグの正面玄関に、油を巻いて放火した男が逮捕された。幸い、発見が早かったので、大規模な火災にならず、中で夕食をとっていた約20人の人々も無事だった。
容疑者は、シドニー出身にアンジェロ・ロラス(34)で、SNS上では、イラン人独身、フォークリフト運転手などと自称しているとのこと。
メルボルンでは、7ヶ月前にもシナゴーグへの放火事件があり、この時は、甚大な被害と負傷者も出ていたとのこと。
またこの同じ日、メルボルンのイスラエル人レストランの周囲に20人ほどが集まり、「イスラエル軍に死を」と叫んで、テーブルをひっくり返すなどの暴動に出たため、警察が出動。
また、車に反ユダヤの落書きをしたあと、放火される事件も発生していた。
この3件に関連があるかどうかは、まだ不明で、警察が調べを進めている。
オーストラリアに住むユダヤ人は12万人。オーストラリアでは、2023年10月7日から2024年9月までの間に反ユダヤ、反イスラエル主義事件が2000件と、それまでの4倍になっているとのこと。
