西岸地区ジェニンで大規模な対テロ作戦を行なっているイスラエル軍は、本日1月23日(木)、西岸地区のアル・フンドゥク村で、今月初頭にイスラエル人3人を殺害したテロリスト2人を殺害したと発表した。3人目はまだ逃走中とのこと。
殺害された2人は、イスラエル軍によると、イスラム聖戦のクタイバ・アル・シャラビとモハンマド・ナザール。
イスラエル軍は、2人がいる建物を包囲し、砲撃をまし加えていくことで、出てくるようにする作戦を実施。4時間にわたる銃撃戦で、2人が死亡。イスラエル軍の方でも1人が負傷した。
3人が殺害したイスラエル人は、エラド・ヤコブ・ウィンケルシュタイン曹長(左)(35歳)、レイチェル・コーエン(中央)(73歳)、アリザ・ライズ(右)(70歳)
またジェニンでは、パレスチナ自治政府が、戦闘を取材していたカタールを基盤とするアラブ系メディアのアルジャジーラ記者らを逮捕した。
パレスチナ自治政府の基盤組織ファタハは、昨年末ぐらいから、西岸地区のテロ組織のハマス含むテロ組織の摘発を始めている。
それを、ハマスなどをテロ組織ではなく、抵抗組織という視点を持つアルジャジーラが、批判敵に報じたことから、イスラエルに続いて、自治政府もアルジャジーラを西岸地区での放送を禁止していた。
激しい戦闘で、ジェニンからは、避難するパレスチナ人の様子も伝えられている。