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広島平和記念式典:NHKの明白な偏向報道
6日、広島では平和記念式典が行われた。
広島市は、ロシアとベラルーシは、ウクライナに侵攻していることから、過去2年2回、式典に招待していない。今年も同様である。イスラエルは、今年はガザ問題があったが、招待していたため、広島市には、批判が相次いでいた。
特にパレスチナ自治政府代表は、まだ正式な国ではないということで、招いていなかったため、在日パレスチナ代表は、「犠牲者として平和を訴える広島が、加害者(イスラエル)を招待して被害者であるパレスチナを招かないのはダブルタンダードだ」とXに抗議の投稿をした。
www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20240712/4000026389.html
在日イスラエル大使館のコーヘン大使は、昨日、広島での式典に出席したが、NHKは、広島の湯崎知事が、以下の言葉を述べているときに、コーヘン大使をアップし続け、明らかにイスラエルを批判する報道を行った。
「現在も、世界中で戦争は続いています。強い者が勝つ。弱い者は踏みにじられる。現代では、矢尻や刀ではなく、男も女も子供も老人も銃弾で撃ち抜かれ、あるいはミサイルで粉々にされる。
国連が作ってきた世界の秩序の守護者たるべき大国が、公然と国際法違反の侵攻や力による現状変更を試みる。それが弥生の過去から続いている現実です。」
ネットでは、広島が、イスラエルを招いたことで批判されたが、このようにイスラエルを批判したことを称賛するコメントが相次いだという。
news.yahoo.co.jp/articles/1db73c4b0eca8ae7059a8ed01ec94a083b656f8f
以下は湯崎知事のスピーチ(NHKではないので、コーヘン大使は映っていない)
長崎はイスラエルを招待しないと表明:米英大使はこれに抗議し欠席を表明
9日に予定されている長崎での平和記念式典について、長崎市長は、イスラエルの大使を招待しないことを表明した。これに対し、イスラエルのコーヘン大使は遺憾を表明した。
www3.nhk.or.jp/news/html/20240731/k10014531201000.html
すると、イスラエルとロシアを同列に置くとの誤解を招くとして、在日イギリス大使が長崎での式典の欠席を表明。続いて、アメリカの在日大使も同じ理由で欠席を表明した。
しかし、アメリカは、さすがに犠牲者を追悼する思いを政治問題にしたくないとして、東京の増上寺で行われる長崎の受難者追悼会には出席すると言っている。
www.jiji.com/jc/article?k=2024080601325&g=int
www.asahi.com/articles/ASS8711XRS87UHBI00SM.html
長崎の平和式典にアメリカとイギリス代表が不在というのは、いかがなものだろうか。イスラエルはやはり、あなどってはならない国である。
*この記事を出したあと、同じ理由で、ドイツ、オーストラリア、イタリア、カナダ、EUなどが、アメリカとイギリスに続いて、長崎での式典を欠席すると発表した。
フランスは、日本がイスラエル代表を招待しないことには疑問があるとしながらも、長崎での式典には出席するとしている。
*最終的にフランスは行使が出席させ、大使は欠席した。