イスラエル情勢が厳しくなる中、パリにいるオリンピックの88人のイスラエル選手団には、死の脅迫など誹謗中傷が相次いでいるという。パリの警察は24時間体制で、イスラエルチームの警備に当たっている。
イスラエルチームがこれまでに獲得したメダルは、3つ。銀2つと銅一つ。
ピーター・バルチック選手(32)は、男子100キロ級柔道で、モンゴル、フランス、オランダの選手に勝ったが、アゼルバイジャンに負けて銅メダルを獲得した。
ピーター選手は、「戦争で2度と会えなくなった人いる。少しでも国みんなを幸せにしたかった」と語っている。
インバル・ラニール選手(24)は、女子78キロ以下級柔道で、モンゴル、オランダ、ドイツの選手に勝ったが、イタリアの選手に敗れて、銀メダルを獲得した。
インバル選手は、髪に人質解放を訴える黄色の印をつけて出場していた。この次期に国に、少しでもいいニュースを届けられて嬉しいと語っていた。
続いて2日、やはり柔道女子78キロ級で、ラズ・ヘルシュコ選手が、ブラジルに敗れて、銀メダルとなった。ラズ選手は、東京オリンピックで最後にサウジアラビアの選手と対戦し、その後握手したことで知られている。
女子78キロ級では世界ランク2位と期待がかかっていた選手だった。
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