23日、激しい戦闘の中、ガザ南部ハンユニスにある、ナセル病院の敷地内から、283人の遺体が発見された。ハマスは、イスラエル軍が埋めたと非難した。日本でも概ねその空気で報じられていた。しかし、イスラエル軍は、それが誤りであると発表した。
ハンユニスのナセル病院では、今年、1―2月、医療スタッフを中心とする約200人が、ハマスに関係しているとして、イスラエル軍に拘束されていた。
mtolive.net/ハンユニスと中部・北部ガザ市での戦闘続行:ガ/
その人々の証言から、この病院には、一時人質が匿われていたことがわかったので、イスラエル軍は、その付近にあった墓地の遺体をイスラエルに持ち帰り、イスラエル人の人質が含まれていないか、DNAなどでの鑑定に取り組んだ。
その後、イスラエル人でなかった遺体を、元の場所に戻したとIDFは報告している。(ナセル病院敷地内ではない)
ナセル病院内で発見した遺体についても、同様の調査を行ったが、人質がいたかもしれない部屋などに焦点を絞っての少数の調査であり、遺体には、最大限の経緯をはらっていたとIDFが主張する。なお、ナセル病院に、イスラエル人人質の遺体は発見されなかったとのこと。
だいたい、今回、283遺体が発見されたとハマスが主張しているその場所は、イスラエルが突入する以前、また戦闘中も、パレスチナ人たちが、遺体の埋葬場所として使っていた場所であったと、イスラエル軍が主張している。
その様子は、アルジャジーラ自身が報じていたとTimes of Israelは指摘している。
以下は、今掘っている場所と、2月にパレスチナ人たち自身が遺体を収めていたのが同じ場所であることを訴えている資料
Still of the footage in VID 03 showing the source, the date and the digging of a mass grave. pic.twitter.com/zLinsBc2V0
— GeoConfirmed (@GeoConfirmed) April 22, 2024