<世界幸福度ランキング:今年は5位>
国連のSDSN(国連持続可能ソリューションネットワーク)が毎年、出している世界の幸福度ランキング。イスラエルは、昨年4位を記録した後、今年は1ランク下がって、5位となった。(143カ国中)
この調査は、過去3年間の①人生評価(0-10で自己判定する)、②肯定的な感情、③否定的な感情という3要素から割り出すもので、通常は衣食住や政治情勢が安定している国が上位を占める傾向にある。
しかし、昨年は戦争やテロが続くイスラエルが、9位から急上昇して4位になり、注目された。今年、イスラエルは、スウェーデンに越されて5位と1ランク下がった。ただしこの結果は、10月7日以前の2021-2023年のデータに基づいている。
イスラエルより上位は、今年も首位はフィンランド、続いてデンマーク、アイスランド、スェーデンで、平和が続いている北欧の国々。先進国で裕福とされるアメリカは23位、イギリスは20位とどちらも順位を下げた。フランスは27位。日本は昨年より4ランクさがって51位であった。
www.timesofisrael.com/finland-retains-top-spot-in-global-happiness-list-israel-drops-to-5th-place/
一方、イスラエルを敵視する国は、イランが100位、パレスチナは103位、ヨルダン125位、エジプト127位、イエメン133位、レバノン142位で、最下位はアフガニスタンであった。
www.jpost.com/israel-news/article-792821
mtolive.net/イスラエルの民は幸福度世界第4位:同じ船に乗る/
<民主国家から選挙民主国家へ降格>
一方で、国際民主主義監視機関は、今年、イスラエルを最高位の自由民主主義のカテゴリーから、ランクダウンの選挙民主主義国家に分類した。50年ぶりという。
原因は、政権が司法の上を行こうとする動きにあったり、今の政権に極右政党や宗教政党が加わっており、最高裁と対立する動きにあるからである。
いろいろと評価はされているようだが、イスラエルはとりあえずは、民主国家であり、言論の自由も信教の自由も認められているので、戦争さえなければ、人々は幸せに生きていると思う。