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レバノン・ハマスのロケット弾がキリアット・シモナ直撃
木曜夜、レバノンからロケット弾12発が、イスラエル北部のキリアット・シモナとその周辺に降り注ぎ、住宅地に着弾した。住民1人(25)が中東度負傷、1人(40)が軽傷を負って、ツファットの病院へ搬送された。
また、シュワルマなどを買いに来たとみられる父親と息子2人は、車を降りて店に入ったところで、ロケット弾が乗ってきた車に着弾した。奇跡的に3人とも無事。降りるのが数秒遅かったら、3人とも危なかった。
この家族は、キリアット・シモナの隣のキブツの住民で、戦争勃発後、南部へ避難していたが、3週間たって初めて自宅に戻ったところだった。家族は、この後またすぐ南部へ避難したとのこと。
תיעוד דרמטי: שמע אזעקה, רץ להוציא את ילדיו מהרכב – ושניות אחרי פגעה הרקטה. צפו@guyvaron | t.co/ceFq7yUZTM pic.twitter.com/K2gc5vhWZV
— החדשות – N12 (@N12News) November 2, 2023
イスラエル軍は、レバノンのヒズボラの拠点へ反撃の空爆を行った。イスラエル軍はこれまでに、戦闘機による空爆、戦車砲や銃撃で、ヒズボラの拠点やロケット弾は発射地点などへの攻撃を行なっている。AFPによると、これまでの攻撃で、ヒズボラ、もしくはハマスが71人死亡したとみられている。
レバノンからイスラエルへのロケット弾はこれまでに少なくとも100発にのぼる。ヒズボラはこれまでにイスラエル軍関係地点19ヶ所への攻撃を行ったと主張している。ヒズボラのナスララ党首は、本日声明を出す予定とされている。その直前の大規模なイスラエル攻撃であった。
北部もエスカレートしてはいるが、まだ本格的な戦闘にはなっておらず、アメリカは、ハマスはヒズボラに参戦してもらいたいと願っている中、ヒズボラは動かないのではないかと見ている。
さらには、たとえヒズボラが参戦したとしても、イランは出てこないと見ているとのこと。
ヒズボラがどう出るのか注目される中、ナスララ党首がまもなく声明を出すとみられている。
西岸地区テロでイスラエル人1人死亡:イスラエルはパレスチナ自治政府へ代理徴取税送金へ
ヨルダン川西岸地区でもパレスチナ人とイスラエル軍との衝突が続いている。2日、ジェニンでは、銃撃戦でパレスチナ人2人が死亡したとパレスチナのメディアが伝えているとのこと。
www.timesofisrael.com/liveblog_entry/two-palestinians-reported-killed-as-fighting-erupts-in-jenin/
30日には、東エルサレムで、17歳のパレスチナ人警察官をナイフで刺して重傷を負わせるテロが発生。西岸地区では、パレスチナ人と入植者たちがからむ暴動で、パレスチナ男性が1人死亡した。
さらに2日、西岸地区557号線で、イスラエル人が乗っていた車が銃撃を受け、車がひっくり返った状態で発見された。中でエルハナン・クレインさん(29)が死亡していた。エルハナンさんは、軍での任務を終え、自宅がある入植地エイナブに向かっていたとみられる。
www.timesofisrael.com/police-say-east-jerusalem-shooting-and-bombing-attack-foiled-2-men-arrested/
このように暴力の応酬がうなぎのぼりで沸騰しかかっていることを受け、イスラエル政府は、イスラエルがパレスチナ自治政府で徴収している国境での税金の送金を、ガザへは実施しないが、西岸地区のパレスチナ自治政府へは実施することを決めた。
もしパレスチナ自治政府が、西岸地区の人々に給料を払えなかった場合、暴力が爆発するかもしれないからである。これについては、スモトリッツ経済相は反対していたが、最終的には送金することで国会も合意となったもようである。
www.ynetnews.com/article/sj00fm2x7t#autoplay
紅海へミサイル搭載艦派遣:フーシ派牽制
イエメンのイラン傀儡フーシ派が堂々とイスラエルに戦闘を宣言し、これまでに2発の長距離ミサイルをイスラエルにむけて発射させたことを受けて、イスラエルは、紅海にミサイル発射機能を備えた戦艦を配備した。