11日夜、テルアビブ方面にもロケット弾が飛来し、レホボトでは死者も出たが、そのわずか数時間後、テルアビブで予定されていた、野外コンサートは、中止とされず、4万人が参加した。
コンサートは、ハヤルコン公園での初めての野外コンサートであり、この日は、アーティストのアヴィヴ・ゲフェン氏の50歳の誕生日という、特別なイベントであったからである。
チケット所有者には、もしサイレンがなった場合は、群衆が混乱に陥らないよう。走って逃げるのではなく、そのまま伏せるようにとの指示が、それぞれに届いていたという。
実際に、コンサート中には、ロケット弾とそれを撃墜する迎撃ミサイルが飛び交う様子もみられたが、指差して、ざわついているものの、慌てている様子はない。
יירוטים באופק בעת "נשף הרוק" של אביב גפן 🚀🎤 pic.twitter.com/cygbF9GvfC
— 🏳️🌈🏴ShAuLi (@Shaulirena) May 11, 2023
www.jpost.com/israel-news/culture/article-742825
この夜、迎撃ミサイルの不備でイスラエル人一人が死亡したのではあるが、イスラエルの迎撃ミサイルの撃墜率は95%と、ほぼすべて撃墜できている。
イスラエル人の中に、昔ほどの危機感は薄れているのだろう。
一方で、イスラエルは、1発何百万円する迎撃ミサイルをこれだけ使わされているだから、イスラム聖戦は、イスラエルの迎撃ミサイルと経済を、かなり消費させているということも言えるわけである。。早くこんな攻防はやめてほしいものである。
*アヴィヴ・ゲフェン
若者に人気のあるロックミュージシャン。軍隊での経験などを歌にしており、世俗左派の人々に人気がある。
石のひとりごと:自分のことは自分の責任で決めるイスラエル人
イスラエル人は、常に自分のことは自分で責任を持って決めている。こんなコンサートに出て、なにかあったとしても、そこに行くことは自分が決めたのであって、これを許可した政府や軍だけに責任があるのではないということは飲み込んでいる。
だいたい、他者に責任をとってもらっても、自分が死んでしまうか、大怪我を負って損するのは自分なのである。だれかの責任問題ではない。こんなイスラエル人だからこそ、こうした恐るべしイベントも可能なのである。