イランと先進国との核合意(JCPOA)が、崩壊寸前となり、イスラエルが、防衛に奔走しているのか、イラン革命軍イランの核開発、ミサイル開発関係者が暗殺される事件が続いている。イランは、これをイスラエルによるもの発表している。
こうした中、イランが海外にいるイスラエル人を殺害、または誘拐する可能性が、特にトルコで高まっているとして、イスラエル政府は、12日からトルコの危険度を最高レベルにまで上げていた。
その後、トルコ治安部隊は、イランの武装勢力を逮捕し、実際に、イスラエル人を殺害しようとしていたイラン勢力を未然に確保するケースもあった。トルコに潜入しているイラン勢力を率いているのは、イラン革命防衛隊諜報部指導者ホセイン・タエブだという。
イスラエルのテレビニュースによると、トルコ政府は、イランがトルコ領内でなんらかの事件を起こすとの情報を得ているらしく、イランからの旅客機がイスタンブールで給油するのを拒否したり、着陸を遅らせるなども発生している。
この状況を受け、イスラエル政府は、18日夜、イスラエル人は、ホテルから出ないように、また、SNSに位置情報を投稿しないように、また、ただちにトルコから出る準備をするよう指示を出した。トルコにいるイスラエル人は、この時点で2000人程度とみられている。
無論、イスラエルが、自国人の保護をトルコに任せることはなく、イスラエル治安関係者もトルコ国内に入り、国民の保護とともに、イラン武装勢力の捜索を行なっているとのこと。
ガンツ防衛相は、もしイスラエル人になにかあったら、ただではおかないとイランに警告を発した。