イスラエル人では、戦争が3年目になり、兵役で人生を狂わされる中、PTSD(心的外傷後ストレス症候群)と診断される人が急増。自殺者も増えている。
2023年10月7日以来の戦死者は1100人。四肢を失うなど重傷者を含む負傷兵は、2万2300人。このうち60%は、PTSDと診断されている。IDFによると、この数字は、10月7日以前に比べて40%増である。このままでいけば、2028年には180%増になると懸念されている。
こうした中、2024年1月から2025年7月までの約1年半で、自殺未遂をした兵士は、279人と、前年(10月7日事件以前)に比べて急増していた。2024年中の全自殺未遂者の中では、78%が兵士であったことから、戦争が大きな影響を及ぼしていることがわかる。
臨床心理士ロネン・シディ氏よると、IDF兵士が、PTSDに陥る原因は、まず、深い死の可能性を経験したことによる死への恐怖である。多くは、10月7日のハマスの虐殺現場を見た人で、犠牲者の心境といえる。
たとえば、ガザ、レバノン、シリアで戦闘員だったポールさん(28)は、3児の父親である。戦後も頭から銃撃音が消えず、常に緊張状態にあるという。そのため仕事を続けることができなくなった。
次に、攻撃者としての傷である。戦争現場で、一瞬の決断、たとえば、女性や子供に囲まれる中で、銃撃するべきか否かなどである。決断によっては、自分の道徳的な良心とは違う行動をとってしまう。事故で女性や小さな子供が傷ついたり、死亡したりすることもある。
19歳にして、罪のない人を殺してしまったという思いと共に、一生、生きていかなければならない。やってしまったことは変えられない。これを道徳の傷と呼んでいる。
www.jpost.com/israel-news/article-883600
イスラエル軍は、2025年中に自殺とされた現役イスラエル兵は21人と承認する方向だという。この15年で最大数とのこと。しかし、まだ従軍によるものかどうかは確定されたわけではない。
従軍による自殺や、自殺未遂と承認された場合は、その後の扱いが大きく変わることになる。しかし、退役後の自殺未遂や自殺については、従軍が原因と認められない場合もあり、昨年中が、」そのことでデモが発生したこともあった。
なお、従軍が原因のPTSDと認定された兵士(認定に時間がかかることも問題だが)は、ただちに治療が始まる。プログラムの中には、サーフィンを使ってのプログラムや、セラピードッグもあるとのこと。
石のひとりごと
戦争は本当に意味がまったくない。誰のためにもならない。イスラエルをとりまく戦争。ウクライナや、世界で起こっている戦争すべてをやめさせてくださいと主にあわれみをこいたい。
今も死や、さまざまな苦しみに支配されている兵士たち、元人質たち、その家族友人たちが、その恐怖から解放されるように。自殺願望から解放されるように。
