10月7日から2周年:世界都市では親イスラエルと反イスラエルのデモ・暴動が混在 2025.10.8

More than 1,000 chairs with photographs of Israeli hostages and those murdered on October 7, 2023, are installed to remember the victims of the Hamas massacre in an installation organized by the Jewish Student Union Germany, in front of Brandenburg Gate, in Berlin on October 7, 2025. (Tobias Schwarz / AFP)

10月7日は、イスラエル人1200人が虐殺された日である。世界都市では、犠牲者追悼イベントや祈り会が開催された。

ドイツでは、ベルリンのブランデンブルグ門で、犠牲者の写真が貼ってある椅子が、1000席以上並べられて、石を置く追悼イベントが行われた。

アメリカのニューヨークでは、セントラルパークで、数百人が、イスラエルの旗を掲げて集まり、詩篇を朗読して人質のために祈る集会が行われた。

コロンビア大学では、1200の空席が並べられて、犠牲死者を想うイベントが行われた。

一方、逆に、まさにこの10月7日に、イスラエルを非難する動きもみられた。

以下は、オーストラリアのメルボルンに掲げられたハマスを賞賛する看板。「パレスチナに自由を。10月7日をまたやれ」などと書いている。

世界の都市では、イスラエルに抗議する大規模なデモが行われ、暴動になって、警察との衝突にもなっていた。

Times of Israelは、この日反イスラエルデモが行われた都市は、シドニー、ロンドン、パリ、ジュネーブ、アテネ、テサロニキ、イスタンブール、東京、ジャカルタ、ストックホルムなどと伝えている。デモはドイツでも行われていた。

www.timesofisrael.com/anti-israel-protests-held-worldwide-on-second-anniversary-of-hamas-attack/

www.ynetnews.com/article/skijfbmaxl#autoplay

石のひとりごと

10月7日に、大きな虐殺をされた側のイスラエルを、ここまで非難するのはどういうわけだろうか。

ハマスの犯罪行為を、すべて無視して、イスラエルだけを非難している。そこには、憎しみも見え、異常事態、霊的背景があると考えざるを得ない。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。