トランプ大統領が、(ガザ)世界評議会(Board of Peace)を設立するにあたり、約60カ国に招待状を出したことはお伝えした通りである。
これまでに参加を表明したのは、バーレーン、アルバニア、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ハンガリー、カザフスタン、モロッコ、ベトナム、UAE。
イスラエルも招かれていたが、21日、ネタニヤフ首相が、イスラエルもこれに参加すると表明した。
イスラエルは、トランプ大統領が、ガザ復興計画に、トルコとカタールが含めていることに強く反発している。この直後、トランプ大統領が、ハマスに武装解除を警告したことから、この参加表明の背後になんらかの交渉があった?可能性もある。
この同じ日、アラブ諸国7カ国、サウジアラビア、トルコ、エジプト、ヨルダン、インドネシア、パキスタン、カタールも受諾を表明した。
ロシアのプーチン大統領も招待状を受け取り、トランプ大統領は、プーチン大統領が参加を認めたと言っているが、まだ確定ではないようである。
この評議会は、トランプ大統領が提案した20項目を元に、国際社会が協力して、ガザの復興を進めるための委員会で、国連安保理は、任期を2027年までとしてこれを認めている。
トランプ大統領が終身議長を務め、ウィトコフ特使、ルビオ国務長官などアメリカの高官が主導する委員会である。
しかし、ガザ地区だけを対象とする委員会であるはずが、それ以外の国際問題をも解決にもたらそうとする野望も見えはじめている。
このため、ヨーロッパ諸国の間では、トランプ大統領が、国連に取って代わろうとしているのではないかとの懸念が広がっている。
実際、記者会見でそのことを聞かれたトランプ大統領は、「そうかも」と答えていた。今の国連が、大国の意思に押され、多数決では何も決められないという機能不全に陥っていることを挙げていた。
これまでに、ノルウェー、スエーデン、スペインが、参加を見送ると表明している。フランスのマクロン大統領が否定的な表明をすると、トランプ大統領は、フランスに関税200%だなどと言ったりしている。
その他の国々はまだ明確な答えは出していない。最終的な平和評議会の憲章署名・発足は本日22日に行われることになっている。
